ホーム > ブログ > INFORMATION > お知らせ > 犬・猫の保護について

犬・猫の保護について

犬・猫の保護について
【保存版】(北九州市の場合)

当社は、現段階では愛護団体のような保護活動はできません。
しかし今までの経験を活かし多くの方に適切な情報をお伝えするということは得意分野としています。
今回は北九州市内でも未だになくなることがない犬・猫の保護について,一企業として先日いただいた情報をお伝えしたいとおもいます。

まず、知っていただきたいのは北九州市動物愛護センターでの殺処分ですがこれは、本当に多くの愛護団体、センター職員、その他保護活動家のおかげで
昨年度の犬の殺処分数は4頭でした。
この4頭も本当に生きていくのさえ困難と判断された個体だったということです。
北九州市は、本当に殺処分0に向けて様々な取組みをおこなっていますので以前のような「愛護センター=殺処分」というイメージは一旦取り払ったほうが
いいでしょう。ご興味がある方は、センターへご訪問されてください。

それでは、北九州市内での保護についてNPO法人の愛護団体からご案内いただいた流れを以下に説明いたします。
(※保護の流れ、内容について北九州市と他地域では大きく異なる場合もございますのでご自身でご確認ください。)

昨今SNSなどで保護犬や保護猫の情報を多く見掛けます。
保護される方は、誰もが心の優しい方だとおもいます。
ただ、時にはその行為自体が裏目にでたり、ご自身が被害にあわれることもございますので少しでもご理解ください。
お恥ずかしながら私もご指導いただくまで全く無知でした。

 

先日の保護犬の件も含めて、お付き合いがある愛護団体と、警察に保護について再度確認をする機会がございました。
彼等曰く、保護活動家の中には、どうしても愛護精神が先にきて、法的な問題をクリアしないまま、まず保護を優先にされる場合があるそうです。
確かに一刻を争うこともあるかもしれません。
しかしこれは後になんらかのトラブルになる可能性があります。
またこれに加え最近は、このような愛護活動家を対象とした恐喝行為が発生しているということです。

続いて保護の流れを説明します。(北九州市内の場合)

1:保護をする前に、信頼のおける愛護団体(社会的責任が発生する法人のほうが望ましい)に相談して、現状説明、支持を得て行動してください。
 特に猫の場合は、個人が少しでも関わりをもった時点で「その方が保護されたもの=その方の所有物」として扱われるそうです。
この場合、その猫が本当に捨てられていたものなのかどうか分からないので、センターは引き取りを行いません。
  (当社では、特定非営利活動法人門司港・レトロ犬猫を守る会の皆様にご相談しています)
http://heartland.geocities.jp/ekatustim

2:警察へ拾得物として届けます。
 そこで紛失届が出てないか確認します。福岡県内情報だと5分程度で確認できます。
  ※この時点で、飼い主が現れなかった場合、自身が終生新たな飼い主となるor自身が保護できないので保護をお願いする(一時預かりとしては、一定期間自身が預かることはできる)ことが選択できます。

3:病院に連れていく場合は、必ず警察に説明して許可を得ること。
 勝手に治療などを行うと、大変な目に合う場合があります(後に記載)
この子を診断してもらわないと命に関わる恐れがあるので病院に連れていきますと警察に事前報告を行っておくと、後でなんらかのトラブルに巻き込まれた場合も警察の了解を得たと立証することが可能です。

4:自身が預かれない場合は、警察に保護をお願いすると愛護センターにパトカーで運ばれます。
 拾得物として届けられた犬は、基本3か月間譲渡や処分ができません。
  ※ネットでは生体の扱いは2週間で殺処分と伝えているものが多いですが、北九州市はほぼありません。
しっかりとセンターの獣医師の診断のもとで手厚く保護されます。
保護した犬については、愛護団体が定期的に訪問し、譲渡可能かを見極めます。
完全に譲渡不可能と判断された犬は、センター獣医師などの判断により処分対象になることがありますが、現在はごくまれで、昨年は4頭のみです。
健康状態が極めて悪い犬や老犬なども看取り専門で活動されている愛護団体がいますので余裕がある場合は、保護される可能性が高いです。
また、処分対象になった場合でも事前に、団体などに「そのような場合に限り、こちらで看取りますので教えてください」と、伝えておけば、その団体を通じて連絡がいくということです。
   (守秘義務があるので一般には通知されません)
   もし、誰も引き取り手が見つからず、センターにも見放された場合で、ご自身で保護が可能な場合は、是非最後の安らぎをあなたの家で与えてください。

上記が今回、保護団体から教えてもらった内容ですが、もし疑問がある場合は、警察や他の愛護団体(NPO法人)に納得するまで確認してください。
もしかするとここに記載した方法よりも適切な方法が得られるかもしれません。
愛護センターに問い合わせをいれた場合は、行政的回答しか得られませんので極めて可能性が低いことも、「処分されることもあります・・」程度しか答えないともいわれてますので注意してください。

兎に角一番やってはいけないことは「勝手に保護して新しく飼い主になること。」これは、法的にいうと遺失物の所持すなわち窃盗です。
さらに勝手に動物病院で治療や避妊・去勢を行う行為にも問題があります。
後に飼い主が現れた時に訴えられる可能性が非常に高いです。

この治療を勝手にしたから、ストレスで病気になったとか! 
この子は繁殖のために避妊してなかったのに、この子が産む予定の子犬の数を弁償しろ!
など、いわゆる反社会的な方々がこのような方法で犬を次々に放置しまくっているとの情報も入ってます。
特にSNSやブログなどで「この子は保護犬で・・・・でした」など、頻繁に投稿している場合は、そのような組織に目をつけられる場合もあります。
数ヵ月後、いきなり知らない方から「勝手に何してくれたんだ」みたく因縁をつけられた場合、きちんとした対応ができますか?
相手は弁護士などと組んでることも考えられます。
本当の飼い主じゃなく単なるいいがかりかもしれませんが、それを証明することさえ個人では極めて難かしいものです。

これが、警察などにきちんと届け、公的機関に随時報告することで許可確認が得られますのでそれがあれば、このような事態にも真っ向から反論できます。

このようなリスク回避の為にも、必ず警察には届け出をしてください。
病院などにも連れていく際は、事前に状況を説明していつでも立証可能な状況を作り出せることが重要になります。

行政や法人は基本は現在の法の下で行動します。
ただ、それは社会的責任があるので中途半端なことはできないということでもあります。

多頭飼育の崩壊も運営継続ができなくなったからということが多々あります。
1頭あたりを保護した場合、獣医師の診断、ワクチンその他で数万円、もちろん飼育費用も掛かります。これをボランティアとして継続していくのは至難の技です。

野良猫への餌やりも動物好きだからこそですよね?
またノーリードや、みそ汁掛けご飯を与える人達だって、犬のことをおもってる方だとおもいます。
(おいしいやろ? 痛そうだ 可哀想・・など)

でも今となっては、叩かれることのほうが多いですよね。
これは現在求められるペットに対する飼養知識が不足しているためです。
保護についても、現在最適な知識が必要となります。
もちろん近いうちに方が改正されると、現在の知識が過去の物に変わり、今以上に愛護が進んだ環境になるはずです。

以上、北九州市内での犬猫の保護についてのご案内まで。

ネットに出回ってる情報だけを鵜呑みにせず
まずは、きちんとした愛護団体や公的機関にご確認ください。

 

☆★ペットと共生できる街づくり☆★
By 犬とくらす株式会社